お疲れ様です。自称:アクワイア研究家 のだじゅらく と申します。
アクワイアのアレンジを楽しもう!
ボードゲーム:アクワイア(ACQUIRE)に新たな楽しみを提供したい。
ポートフォリオに続く第2弾を…。
前回は株券に注目したな…。今回はお金に着目して…そうだ!
別のボドゲ、テラフォーミング・マーズ:プレリュードからアクワイア:好景気!を考案しました!
非公式ですが、アクワイア(ACQUIRE)の新たなヴァリアントルールとしてお楽しみください。
データも無料配布いたしますので、A4の紙に印刷してお楽しみください!
テラフォーミングマーズとは?
いざ、赤き惑星を手なずけろ!
人類の新時代を先導するのはどの企業だ!?火星を改造して居住可能な惑星にするために、複数の企業が巨額の資本を投じ、革新的なテクノロジーを用い、気温を上昇させ、呼吸可能な大気を作り出し、水の海洋を生み出すべく競争を繰り広げている。このテラフォーミングの過程で、この赤き惑星へ住み着くために、地球より続々と移民がやってくるのだ。
このゲームでは、各プレイヤーはそれぞれ特定の企業を経営します。プロジェクト・カードをプレイし、資源の産出を増進させ、地図上に自分の都市や緑地を配置し、称号と褒賞のための競争を繰り広げることになります!
アークライト公式ホームページより抜粋。
あなたは人類の新時代を先導する企業となることができるでしょうか!?
より正確にいうと、その拡張版にあたります。これを導入すると火星開拓が1、2世代早くなるオススメの拡張版です。
同じ写真を使いまわしてすみません…。
繰り返しになりますが、前面と背面の間に使わないカードを入れておくと遊びやすいです。
作りやすさを考えて、A4 1枚で完結するようにしました。
カードデータ
新版で遊べますので持っていない方は是非購入してくださいね!
アクワイア(ACQUIRE):好景気! ルール
導入
この世界では現金よりも株券の方が信頼性の高い金融商品となってきました。
そこで政府は現金を大量に刷ってでも、株券を買ってもらおうと躍起です。
その結果、1つの法案が通り、施行されました。
労働者層や知識層からは「税金の使い方が明らかにおかしい」と信じられないほどの反対意見が出ていますが、選んだのは国民なので文句をいくら言ったところでシステムは稼働し続けます。
政府の意図はわかりませんが…今はただ、好景気の波に乗りましょう!
ゲームの準備
このアレンジは4枚のカードのうち、1枚をランダムで選びます。
そして、テキストに書かれた効果は全プレイヤーに適用されます。
ゲームの流れと手番
ゲーム中は、施行されたカードはボードの横に置き、状況に応じて効果に従いましょう。
カードによっては、自手番の初めに確認、株券購入時、吸収合併発生時に効果がありますので、間違えないようにしましょう。
好景気カードの一覧
配当金ホテルの税制優遇
効果:自手番が来るたび、ボード上で株価が最も高いホテルの株券を1枚でも所持していれば、$500を得ます。
仮に、ボード上で株価が最も高いホテルが3種類あってそのうちのどれか1種の株券を持っていれば$500を得ます。
逆に、何枚保有していようが、3種類保有していようが、獲得できるのは$500までです。
スポンサーの資金援助
効果:初期資金を$6,000ではなく、$8,000で全プレイヤースタート。
その他にルール変更は無し。シンプルであるがゆえにその効果は強い。
調査はできていないが、ハウスルールで誰かは試していたと思う。
証券会社のポイント還元
効果:株券購入時、合計金額が$400以下なら無償で獲得できる。
ただし、手持ち資金が$400もない場合は不可能。(名目上はキャッシュバックなので…。)
テラフォーミングマーズの「企業:クレディコー」と言えばわかる人はわかるかもしれない。
要は、低級ホテルなら相場が最安値で2枚獲得できることになります。
それ以上なら現金の支払いが必要で値引きはありません。
例:合計購入金額が$600を買うなら$600必要だし、$1,000なら$1,000必要。
合計購入金額が$400の場合、手持ち資金が$400以上あれば効果を適用します。
手持ち資金が$300以下だと、無償で獲得できないので残金に注意しましょう。
M&A推奨法
効果:ボード上のホテルが吸収合併が発生するたびに、全プレイヤーは給付金として$1,000を獲得する。
※株券の処理が終わった後に行う。なお、政府の財源や他国の非難は無視するものとする。
これは吸収合併された株券を持っていないプレイヤーも恩恵を受けます。
ある意味最低保証と言えるでしょう。
このルールのポイント
アレンジとしては非常にシンプルです。
もちろん、4種全てを適用しても良いですが、スポンサーの資金援助(初期資金アップ)と何かを組み合わせるのがちょうど良いと思います。
他のアレンジと組み合わせたり、正規ルールにちょい足しして楽しみましょう。
個人的にはM&A推奨法(吸収合併時全員に+$1,000)とアクワイア:ミゼールと組み合わせるのも面白いです。なお、証券会社のポイント還元は当然適用できません。
その状況は、ドラえもん:「おかねのいらない世界」のようになります。
名作なので、ぜひ読んでみてね。
アクワイア:ミゼールはこちらに収録されています。
アクワイア:ポートフォリオとも相性が良いでしょう。
コンセプト
のだじゅらく「明日は今日よりも良くなると感じられるアクワイア(ACQUIRE)を目指す。」
ということで、アクワイアの中だけでも、大規模な金融緩和しようというのが今回のコンセプトです。
前回は株券に注目しましたが、純粋にお金を増やして遊ぶのも面白いだろうという結論に至りました。
単純なことほど、思いつかなくなるものです。
カード枚数が4枚しかないのは、別のコンポーネントを用意するアレンジの初級者向けを意識しました。
おそらく何人ものアクワイアプレイヤーが既にやっているとは思いますが、とりあえず形にしました。
ボードゲームのテラフォーミング・マーズ:プレリュードを意識しています。
アクワイアはどうしても救済措置が少ないので、多少は恩恵を得られると思います。
少なくとも「資金の停滞」を感じさせづらくはなったかと思います。
初期資金アップとアクワイア:ポートフォリオを組み合わせると、よりセットコレクションの楽しみを味わえるでしょう。
ちなみに海外のロイドルール(別の方のルール)では資金が無くなった際に手持ちの株を還元してホテルの株券を買う調整ルールを提案しています。
こちらは昔からあるアレンジルールですのでアクワイア資料館から調べていただけると嬉しいです。
自称:アクワイア研究家 のだじゅらく
ではまた次回。ごきげんよう。
感想やコメントがありましたら教えてください。
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