お疲れ様です。自称:アクワイア研究家 のだじゅらく と申します。
なんとか、箱付きの1968年(もしくは1971年)に発売した3Mブックシェルフ版を入手しました。
(初代は木製タイル製です。なので、第3版ぐらいですね。)
大切に遊ばれたボードゲームを譲っていただけましたこと、非常に感謝いたします。
箱の外観 前面と背面と側面
画像で見た箱!
う~ん。非常に渋い。カッコいい。テンションが上がりますね~。
テープで補強していただいたおかげで
原形をしっかりと保っていただいてます。
約60年の歴史を経ても、色あせない美しさがあります。
翻訳版:シドサクソンのゲーム大全の元ネタだけのことはありますね。
このサイトも緑を基調としているのはここからリスペクトしています。
この3M bookshelf game seriesが並んでいたら、壮観だったでしょう。
側面は3M BOOKSHELF GAMEの文字がありますね。見づらくてすみません…。
3M社は、職場での技術の進歩と新たに進化する労働法のおかげで、平均的なアメリカ人の余暇時間が増えていることを認識していました。また、ほとんどのボードゲームが子供向けであり、大人向けではないことも認識していました。そこで、3Mのブレーン トラストは、平均的なアメリカ人家庭のライフスタイルの新たな空白を埋めるために、社交的な交流を増やすことを目的とした大人向けの「本棚」ゲーム シリーズを作成することを決定しました。
https://www.acquisitiongames.com/index.php/history-of-acquire/the-origin-of-acquire?start=2 (グーグル翻訳したもの)
3M社は労働時間の変化によって生まれた余暇(バケーション)のおかげで大人向けのボードゲームが売れると考えていたようです。コロナ下で働き方が変化したように、当時から労働時間の変化はビジネスチャンスだったことがうかがえます。
人々がスマホやパソコンをさわる時間が増えるなら、そこにコンテンツを持ち込んで消費を促すのは必然ですね。
1962年、3M社はゲームデザイナーのアレックス・ランドルフとシド・サクソンに初期のゲームのデザインを依頼し、彼らは抽象戦略ゲームや経済ゲームへの方向性を形作ることに大きく貢献した。
3Mブックシェルフ ゲーム シリーズ wiki 翻訳
~省略~
2008年以来、Acquireはハズブロの子会社であるウィザーズ・オブ・ザ・コーストによって出版されている。
サイト:3M bookshelf game series wiki 英語なので注意。
面白いボードゲームであったがゆえに、買収された後も会社を変え、
形を変え、現在まで出版されています。何とか、大切に保存していかねば…。
タイル、ボード、ホテルマーカー
9×12マスのスタイルは現代でも変わりません。約60年前にしては良い出来では?
最新版はタイルを突起にはめるスタイルですが、
3Mブックシェルフ版は四角い溝にはめるスタイルです。
タイルマーカーもシンプル。タイルと全く同じ大きさなので、
かっちりと上に乗せることはできない…。
文字の塗装も、まぁまぁ甘い…。でもそこがいい。
株券、お金、相場表
株券のデザインは非常にシンプル。いい…。
LUXOR(ルクソール?)が現代ではサクソン(SACKSON)に替わりましたね。
2008年版ではTOWER(タワー)が最高級ホテルだったりと多少のランク変動があったり、
2016年版では全く違うホテル名だったりと、歴史のロマンを感じます。
お金には3M GAMESの文字が。最新版では、ACQUIRE TM ®&© 2023 Hasbro.
2008年版では©1999,2008 Hasbro.とAVALON HILL GAMESの文字が付きます。
また、当初から$100、$500、$1,000、$5,000です。
こちらは相場表。相場の値上がりも値下がりもなく、現代に出版されています。
白黒のシンプルな印字で、飾らない感じが大人のマネーゲーム感をさらに強めています。
感想
おそらく、世界のどこかには木製初版の未使用品がきっとあるのでしょうが、
出すところに出せば、ものすごい値段がつくことでしょう。
悲しいかな、私にはコネクションも資産もありません。(笑)
まだ日本で、中古ながらもこれほどの美品を入手できたのは本当に運が良かったと思います。
コレクション性は非常に高く、完全に自己満足ではありますが、
このサイトを始めるにあたって是非とも手に入れて紹介したいものでした。
改めて、譲っていただけましたこと感謝いたします。
なお、皆様の場合は面白さはそのままに、よりプレイアビリティが向上している
新版を是非獲得してみてください。
面白いゲームですので、手に取っていただけたらと思います。
これからも、アクワイアの研究活動を進めてゆきます。
皆様も良いアクワイアライフを!
ではまた次回。ごきげんよう。
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