お疲れ様です。 アクワイア研究家:のだじゅらく と申します。
皆さんにボードゲームのアクワイアを触っていただきたい!
ということで、アクワイアで遊べるナイト・チェイスを紹介!
アレックス・ランドルフ(Alex Randolph)の作品です!
今回は作品:ナイト・チェイスをボードゲームのアクワイア(ACQUIRE)で遊べるように考えました。
ナイト・チェイスはシド・サクソンのゲーム大全に掲載されています!
アクワイア(ACQUIRE)を遊ぶけど、2人しかいない…。
でも、2人用ルールは飽きてしまった…。
ならば、アレックス・ランドルフ(Alex Randolph)の作品で遊んでみませんか?
近代ボードゲームの黎明期(新しい文化・時代などが始まろうとする時期)のゲームです。
たまにはいかがでしょうか?
ちなみに…。
ナイト・チェイスは多少の変更点が加えられて「馬糞」というタイトルのボードゲームになっています。名前がすごい…。
日本での販売はされていませんが、有名レビュアーのふうかさんのブログ内に紹介があります。
ブログ:ふうかのボードゲーム日記
アレックス・ランドルフ(Alex Randolph)について
こちらの記事で触れていますが、シド・サクソンとアレックス・ランドルフは同世代です。
3M社のボードゲーム部門がきっかけでゲーム作家のキャリアを本格化させたこと。
それ以降はゲームデザイナーとして生計を立てていたこと。
アメリカ出身でありながら、ユーロ向けにボードゲーム(ユーロゲーム)をデザインしていた点など。
何かと共通点の多いゲームデザイナーです。
アレックス・ランドルフの有名な作品と言えば、「ガイスター」「ハゲタカのえじき」「チャオチャオ」などがあります。
ルールがわかりやすく、相手との心理戦が楽しい作品が多いです。
彼は1966年~1972年まで日本に住んでおり、「将棋」に没頭していた時期がありました。
「ガイスター」はその要素が含まれているような気もします。
彼は日本人に職業を聞かれた際には「Game Inventor」と答えていたようです。
カッコいいですね!
参考:メビテン! 2022.04 vol.14
ナイト・チェイスの前に…。
さて、ナイト・チェイスを紹介する前に…「チェス」の「ナイト」はご存じでしょうか?
チェスのナイトは「将棋」でいうところの「桂馬」の動きをします。
ただし、「将棋」と異なり、前後左右に桂馬の動きができます。
チェスや将棋もたまにはいいかも!
でも、ここではナイトの動きだけわかればOKです!
アクワイア(ACQUIRE)で遊ぶ場合は当然ナイトなんてありません。ホテルマーカーで代用しましょう!
自由に選ぼう!自分のコマを間違えないように!
アクワイア(ACQUIRE)版:ナイト・チェイス(ホテル・チェイス!)
さぁ、ボードゲームのアクワイア(ACQUIRE)からアイテムを取り出しましょう!
言い換えるなら…ホテル・チェイスの準備を始めましょう!
プレイ人数と時間と対象年齢
プレイ人数は2人用 プレイ時間:10分 対象年齢:12歳以上
勝利条件
勝利条件は追いかける側と逃げる側で違います。
・追いかける側
自分のホテルマーカーが相手のホテルマーカーがいるマスまで移動できれば勝利!
・逃げる側
自分のホテルマーカーが捕獲されなければ勝利!
タイムリミットは30ヵ所のタイルが外されたのちに、10回移動するまで。
または、どちらかのホテルマーカーが手番で動けなくなった場合も逃げる側の勝利です。
必要なもの
必要なもの一覧
- アクワイア(ACQUIRE)のボード1つ 1A~8Hの建物タイルを入れた状態で。
- ホテルマーカ―7種のうち好きな2種 大きい方がつかみやすいです。
- 建物タイル 1A~8H以外の10枚(手番の計算用)
ゲーム準備
逃げる側(今回は赤のサクソン)は1Aに追いかける側(今回は緑のフェスティバル)は8Hに置きます。
先手は常に逃げる側(赤のサクソン)です。そして互いに動かしていきます。
手番時の動き
手番でホテルマーカーは「チェス」における「ナイト」の移動方法で空きマスへ移動します。
ホテルマーカーの移動後は、移動元のタイルと任意のタイルをボードから外します。
今回は1A(移動元)と7F(相手の移動を制限)を外しました。
外された場所には移動できず、ゲーム中戻ることはありません。
次に追う側(フェスティバル)の番です。
図では追う側(フェスティバル)がサクソンの動きを制限するために3Aを外しました。
このような形でゲームを進めていきます。
追う側の勝利 詰みの例
サクソンはどちらに移動してもフェスティバルに取られてしまうので詰みです。
逃げる側の勝利 時間切れの例
タイルが30個取り外したのちに、10回分移動があります。
(1回は両方が動かし終わったら。)
間違いが無ければ、逃げる側が最後の2マスを外すことになります。
この際に、計算としてボード外の建物タイルを縦列で1枚ずつ外して(置いて)いきましょう。
ボード上にある10Aからの縦列がちょうどよいでしょう。11Aを取ったら時間切れです。
なお、相手の移動先が1つしかないのに、タイルを外してしまった場合は禁じ手(反則負け)です。
おわりに
今回はアクワイア(ACQUIRE)で遊べるナイト・チェイスを紹介しました。
イメージとしてはホテルを吸収する側とされる側の競り合いを想像すると良いかもしれません。
ホテルが飛び交うことなど普通ありませんからね…。
アクワイアだけでいろんな遊びが楽しめる!
持っていない方は是非、この機会に買ってみてください。
ではまた次回。ごきげんよう。
コメント