競りがテーマのボードゲームと聞かれると、この名前は必ず出るんじゃないかと思う作品。
1992年に発売された、ライナークニツィア氏による名作オークションゲーム。
それがモダンアート。
人気作はバージョンが多い。オインクゲームズからも出ている。日本からは購入不可。
初めて遊んでもらった友人からのゲーム評価は「美人投票」。
(経済学者ケインズが提唱した投資手法で、株式投資を新聞投票で美人を選ぶ方法に例えた言葉)
言い得て妙である。(「巧みな表現で的確に言い表している」ことを意味する表現)
要は参加者の多くが、値上がりするであろうと判断する銘柄(=アート作品)を選ぶことが有効な投資方法であると評価したのだ。友人はこれからも大事にしたい。
アクワイア(ACQUIRE)もホテルの銘柄は「美人投票」といえるだろう。
その改善として非公式ヴァリアント:ポートフォリオは銘柄に意味を持たせた試みだった。
作品本来の価値(個人差が大きい)よりもリセールバリュー(買った後の価値)が求められるのは株式でも絵画でも変わらないことを見事にとらえている。
話を戻すと、モダンアートは競りの方法が4種類(正確には5種?)と出せば狙い通りになるとも限らないのが面白いところ。
ちなみに、このバージョンの定価は¥3,300(税込)
軽く、フリーマーケットで見てみると¥6,000程度で取引されている。
日本での発売は2014年。皮肉にもリセールバリューが10年経って、上がっている。
もちろん。公開競りや指値の予定はない(笑)
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