メカニクスでいうと「ハンドマネジメント」に属するボードゲーム。デザインが渋くてカッコいい。
ハンドマネージメントは、自分だけが見れる手札+手札から自分の場に出す、というカードゲームによく見られるメカニクスで、代表作としてはドミニオンが挙げられます。
ボードゲーマ ボードゲームのメカニクス特集
基本的に、山札や他プレイヤーから手札を入手する機会があり、同時に保有できるカードの枚数上限が設けられていることが多く、その名の通り「ハンド(手札)」を「マネージメント(管理)」していく必要があります。
「バトルライン」もこのメカニクスを持つが、こちらは2人用だけではなく、6人まで遊ぶことができる。傭兵を束ねる隊長となって多くの都市を征服するのが目的の戦略的なカードゲーム。
エリアマジョリティ(陣取り)かと言われると、個人的にはそうとも言える。
都市は一度支配権を握れば奪われることはないし、隣接する3つの都市を支配するか、全土で5つの都市を支配すれば良いと、聞けば聞くほど「バトルライン」と似ているところがある。
初めに配られたカードと手札の補充タイミングが限られている部分のむず痒さはあるが、そこが「傭兵隊長」の醍醐味といってよい。特殊カードの種類とバランスは苦心された印象を受ける。
「バトルライン」よりは特殊カード(戦術カード)を使って遊ぶことを想定しているので、カジュアルと言えばカジュアル。軽い割に戦術と展開が毎回それなりに変化する。
それでも硬派なゲームだが、ファンは多い気がしないでもない。
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