月刊スパ帝国Vol.13 ゲームが強くなる100の知恵 著:スパ帝国 表紙が汚れていたのでごめんなさい…。
著者はスパイ経済の人とも呼ばれ、シミュレーションゲーム『CivilizationIV』の解説付きプレイ動画を投稿されていた。著者の「ナショナルエコノミー」は資金繰りが難しいものの非常に面白い作品です。
3作(無印、メセナ、グローリー)あり、邪道ではあるものの、私は混ぜて遊んだりしていました。
ちなみに混ぜることは推奨されていないので注意。
ワーカープレイスメントのゲームの中ではコンパクトで短時間(30~45分)で終わる。
ルールも難解ではないので、初心者にも薦めやすくはある。が、前述のとおり資金繰りが難しいので人を選ぶかもしれない。私は「カタン」を初心者にお勧めしないタイプなので参考にならないかも…。
中身は白黒印刷の冊子なのだが、非常に情報の質が高く。今でも読み直します。
ゲームレビューコーナーに書かれていた「ビッグチーズ」と「電力会社」は購入したほど。
本のタイトル通り、ゲームが強くなる100の知恵を授けてくれる。
ゲームが強い人は何を考えているかわかるかもしれない。シナジー、収穫逓減、選択しない選択。
ゲーム中過度に目立たない。過剰なコストを支払わない。機会費用を考えてみる…。等
脳のリソースをいかに使わないで最適解を求め続けることはゲーム以外にも役に立つと思う。
また、ゲームデザインにおけるレームダック、キングメーカーへの指摘も書かれている。
私自身、初心者へボードゲームを説明する際や、ゲームを選ぶ際の指針にもつながった。
著者の「#100 本気でやる」から一部を引用するなら、
『良いゲームを選んでいる限り、それは立派な趣味だ。何ら恥じる所はない。』
『我々が注ぎ込む知的エネルギーはいつか文明に進歩をもたらす。すべては有益な時間である。』
月刊スパ帝国Vol.13 ゲームが強くなる100の知恵
なんともありがたい話です。
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