おにんぎょうあそび143 本:教養としてのプログラミング講座

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プログラムの語源をたどると「Pro-(前に、公に)+gram(書く)」
ギリシャ語のプログランマ(πρόγραμμα)から来ているらしい。
プログラムは「あらかじめ手順を正確に表した情報」といえる。

本書にはプログラミングの考え方は大きく分けるとこんなメリットがあると書いている。

・情報を適切に分類し、活用する方法。
・最小の手間で、正確な仕事をこなすための思考法
・知らない人と知恵を共有する方法

シンプルなのはアラーム設定だろうか。
目覚まし時計の朝6時30分になったら起きる。
起きなければだんだん音が大きくなる。
一定時間止められなければ、再度アラームが鳴る。

前提として、時間を正確に測る仕組みが必要で、
定期的にどこからか正確な時間の情報をもらい、ズレていれば数字を調整する。

利用する人が時間を見れるように表示する。電波時計でもいくつかの要素がある。

極論かもしれないが、人間の感情もプログラムと考えると理解できないものを理解できるかもしれない。

全員がやめてくれって言われているのに辞めない。
謝らない。
これもプログラムだとしたら?

主にアメリカで活躍した政治哲学者:ハンナ・アーレントはそれを「悪の凡庸さ」と呼んだ。
世界最大の悪は、ごく平凡な人間が「動機」も「信念も邪心も悪魔的な意図」も無しに行うものであった…と。テーマや詳細は省きます。内容が内容なので調べる際には注意してください。

「凡庸」で「思考欠如」な人物が巨悪に手を貸す。
俗にいうなら、彼は自分のしていることがどういうことか全然わかっていなかった。

これもプログラムとみなすと非常にドライな目線で物事を見ることができます。
一定の信号を「無視」する。

これもプログラムだ。

私たちはいけないと思ったこと、怒りを感じたこと。
哀しくなったこと。泣きそうになったこと。
きっとあるはず。

でもそれ、プログラムだとしたら…?

あれ?マサルはどこ?

ここにいたね。じゃ!

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