アズールはすでにいくつもの拡張版やバージョン違いが出ている。
2018年のドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)とドイツゲーム賞(Deutsche Spiele Preis)のダブル受賞を果たした名作である。
良いところは綺麗なタイルを並べるので、人を選ばずに遊ぶことができるというところだ。
カラフルなタイルを並べて、エヴォラ宮殿の壁を装飾しよう!というのがコンセプトのボードゲーム。
ゲームのテーマによっては人をどうしても選ぶ。絵柄が気に入らない。イメージが入りずらいとか。
ただし、アブストラクトゲームでは無味乾燥だから好まない。みたいな人もいる。
アズールは比較的、アブストラクト性が高いゲームと言われている。
タイルを集めて自分のボードに置いていくパズルゲームなので、他者との競争感が少ないのもポイントかもしれない。
ドミニオンの場合も基本はお買い物ゲームなので、盤面によっては「勝利点」を買いあさるまではそこまで競争にならない場合もある。が、攻撃系のカードが出そろっているときは血みどろの抗争になる。
プエルトリコのようにそれぞれのボードで黙々と発展させていくが、自分の選択肢が他プレイヤーにも影響するので、他をいかに出し抜くかのヒリヒリした部分がある。
アクワイアの場合は株主3位になったら、明らかに差がついてしまう。
マネーゲームでもあるので、実際の殴り合いは起きないが、プエルトリコよりも実際は攻撃的である。
テーマ性が高ければ高いほど刺さる人には刺さるし、置いていく人は置いていく感じになってしまう。
まぁ、実際は遊んで、面白いと思っているうちはテーマ性とか全然気にしない人もいる。
あくまで、テーマ性は初めてボードゲームを買う人にとっては一つの基準になる。
どうしてもボードゲームは宣伝がそこまで多くない。テレビCMで流れていたものをぱっと言えないぐらい宣伝されない。最近ではyoutube上で公開しているものが増えてきている。
ゲームのトレーラーでもどんなゲームなのか、どんな遊びなのかが一目でわかると購入の検討に上がりやすい。
テレビゲームの場合は、買って起動したらすぐにプレイヤーがチュートリアル等で動かせるようになっている。
ボードゲームはその性質上、動画か他の人のレビューや公式の紹介や内容物から類推しないといけないのが、難しいところ。
しかも、まごまごしているとあっという間に絶版になってしまう。
ある意味人気のバロメーターかもしれない。
拡張版やバージョン違いが出ているゲームは少なくとも買っても「当たり」が多い印象がある。
アズールはその点でかなりお勧めできる。
最近はミニ版も出ているのでそちらが良いかもしれない。
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