ボードゲームブレイカーズというサークルが制作した攻略本。
公式サイトでは以下の文言が書かれている。
火星で勝利するための攻略本
この本は⽕星を100回遊んで40回勝ちたい⼈のための攻略本だ。
ゲームは壊れるまで遊ぶが我々のモットーで、テラフォーミングマーズは100回遊んでも壊れなかった。
みなさんもこのゲームを100回遊んでほしい。
ボードゲームブレイカーズ
いつかはテラフォーミングマーズの内容には触れようと思う。
近年のボードゲームの中では、その拡張性の高さは抜きんでている。
既に拡張版の新規マップ、金星、プレリュードのみならず、アレス、ダイスゲーム版等の派生版も出ている大人気作である。
テーマは火星を1つの企業となってテラフォーミング(地球化させて移住する)するというもの。
テラフォーミングマーズはデジタルゲームも出ているので興味があれば是非手に取ってほしい。
本に話を戻すと、こちらの本はエラス、エリシウム、ヴィーナスネクストの拡張版にもしっかり触れている。
デザイナーの意図から⾒るカードの価値を真剣に考え、いかに最適解を模索するかを焦点に置いている。文字通りボードゲームを「壊す」まで徹底研究を行っている。
(ここでいう「壊す」は「この選択肢を取ればほぼ勝てる」戦法を決めること。)
仮に、大乱闘スマッシュブラザーズでマリオが強すぎた場合(復帰力や攻撃力が明らかにおかしいようなチートレベル)は大抵の人が公式大会でマリオを使うことになるだろう。
もちろん、公式が認めることはなくアップデートで修正するのが普通である。
ただ、どんなゲームでも同じ性能でも操作するプレイヤーによって強さが出てくる。
強さには、運はもちろんの事「強い手」と「弱い手」の知識量も付随する。
このテラフォーミングマーズ徹底解析は勝利点がお金換算で平均いくつなのか。
各項目の選択肢にいくつお金がかかるのか。
そこから踏まえて、このカードは平均よりも安く打ちやすいので「強い」
確率や費用対効果から考えて「弱い」ということを事細かに書いている。
カードドローはゲーム開始時と終盤時では全く価値が異なる点には目から鱗だった。
ただカードを引くだけでも面白いので見逃し勝ちになってしまう。
テラフォーミングマーズの良いところは、拡大生産のゲームなので基本的に勝とうが負けようが面白い。
正直自分がやりたかったことができれば勝てなくても満足感が高いのだ。
木星タグで勝つぞ~って戦略を取るのも楽しい。(麻雀で字牌だけを集めるのに近いのかな?)
こういう戦略は何度も遊んでないと試せないので、幸せなことである。
元のゲームが面白いので、研究内容も面白くなるのは必然かもしれない。
本書はタルシス共和国がいかに強いかもしっかり教えてくれるぞ!
余談
写真で白いアイツが戻ってきている。
交渉に交渉を重ねて、1週間だけ来てもらった。それでも1週間…。
とにかく写真を撮りまくることとなったのは言うまでもない。
余談の余談(2024年10月18日)
いつかはテラフォーミング・マーズを…と思っていたら…。
テラフォーミング・マーズ拡張 プレリュード 2がやってきてしまう。予約しなきゃ…。
2024年11月28日発売予定だ。
アクワイア60周年版もきっとくる…。
私は信じている…。
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