おにんぎょうあそび98 ボドゲ:サバイブ!はマイナスのゲーム

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サバイブ!(アイランド)はマイナスのゲームとはどういうことか?

拡大生産のボードゲームがプラスのゲームなのはイメージしやすいだろう。
常にプレイヤーのリソースが上向きに増えていく。
娯楽なのだから、出来ることや範囲が広がっていくのは面白い。

スキルポイントや新カードなども同じようなもので、刺激的な体験となる。

一方、サバイブ!は今にも無くなっていく大陸から探検隊を脱出させるのだが、コマの底には見えないようにポイントが割り振られている。

そして、サメや海獣から逃げながら、脱出することでポイントを獲得できる。

アクワイアが名作かどうかの議論で話したが、探検隊のポイントを「資産」と考えると下がり続ける(衰退)の状態にある。含み益の状態だ。そして、手持ち資産(探検隊)は下がり続ける。

脱出出来て初めて「利確」できる。違和感や不快感がないのは下がっていくが、マイナスにはならず、0になるだけだ。人権も何もあったもんじゃない言い方だが。

そして、サバイブの良いところはサイコロの出目でプレイヤー自身が脅威である障害を動かせることにある。他プレイヤーに向かわせたり自分への脅威を減らす選択肢が取れるのは非常に大きい。

こう見ると「現金」でなくとも「資産」や「リソース」としてみると面白い。

同様に、ニムト!やゲシェンクのカードゲームもマイナスである。
こちらは0からどんどんマイナスになるが(自分を含めて)落ちていくプレイヤーに面白さがあるのだ。

追記:2024年8月5日。
今日は恐ろしいまでに日本株はマイナスのゲームだったが、これに惑わされてはいけない。
こういう日ほど、休むべし。何かをしたくなるだろうが、何かをしない選択肢を持つべきだ。
「小敵のけんは大敵のとりこなり」忘れないようにしましょう。

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