お疲れ様です。自称:アクワイア研究家 のだじゅらく と申します。
ゲーマーという人種は、「シナジー(相乗効果)を見つけたい!」と常日頃から思っています。
シナジー(相乗効果)とは、ある要素とある要素を組み合わせると元々の総和以上の力を生み出す仕組みです。
ボードゲーマーにとってシナジーを見つけることが勝利するための肝の1つです。
しかし、単語としては聞いたことがあるけど、シナジーにはどのようなものがあるのか。
3つの「シナジー」をご紹介します。知ることで自ずと正しい選択ができるようになります。
意外と現実にも生かせる点が多いのかも。
そんな彼らの知恵をご紹介します。
シナジーその1:コンボ。
コンボは「組み合わせ」
コンビネーションの俗称であるComboから来ています。
カードゲームにおける有効なカードの「組み合わせ」等が該当します。
現実で当てはめてみましょう。
「楽天証券と楽天カード」はこのコンボに該当します。
証券口座とクレジットカードが使いやすい。
お金の引き出しが簡単といった「相性が良い組み合わせ」を指しています。
私が実践している例としては、
「東証J-REIT」の「1343・1488・2556」を新NISA(成長投資枠)で買うことで、非課税で配当を毎月貰うような感じです。
それぞれが別の月に分配金を出します。
例:1343は2月、5月、8月、11月
1488は3月、6月、9月、12月
2556は1月、4月、7月、10月
※当然、評価額の50%以上暴落する可能性がある、ハイリスクな商品パッケージなので注意してください。
資金を全て入れるようなことは後先を考えなくて良い場合のゲーマーだけです。
東証J-REIT複数を新NISA(成長投資枠)のコンボで、シナジー(相乗効果)を得ています。
コンボは「1度に多くの効果を得ること」
また、コンボには「連続して成功を収めること」の意味もあります。
逆の例として、クレジットカードとキャッシュレス決済のできないお店。
この組み合わせが悪いのは追加の手間(現金の用意)が発生するからです。
理想:支払い→クレジット→完了
現実:支払い→クレジット不可→現金ない→現金を用意→完了
このような場合は「コンボが繋がらない。」などと表現したりします。
このときは1つの動作で全てが完了しない意味合いでも使われます。
なぜ、「連続して成功を収めること」を求めるのか?それは1つの動作で完了させるためです。
データを探す手間や時間、思考量を「別の事につかえる。」これはとっても魅力的です。
コンボはゲーマーにとって魅力なのです。
結果、ボードゲーマーは人が知らないコンボを見つけるのが大好きです。
シナジーその2:収穫逓増(しゅうかくていぞう)
収穫逓「減」(しゅうかくていげん)
逆の言葉、収穫逓減(しゅうかくていげん)は聞いたことがあるかもしれません。
収穫逓減の法則とは、生産要素(資本、土地、労働)の投入量を増やしていくと、得られる収穫(収益)は伸びるものの、その伸び率が徐々に低下していくという法則です。
例として、畑の面積から得られる収穫量の最大は決まっています。
いくら肥料や人を増やしても、収穫量の伸びには限界があるわけです。
要は1つだけでは、どうしても「伸びの限界」がやってくることです。
収穫逓「増」(しゅうかくていぞう)
収穫逓増(しゅうかくていぞう)は、経済学用語ですが、要は「やればやるほど実入りが増えること」です。
副業にはやればやるほど伸びるものとそうでないものがありますね。
当たれば大きいもの、時間をかければ収入も増えるもの。
1つだけでは限界があります。
具体例を挙げるなら、副業で①ブログ、②SNS、③ライバーというのを組み合わせることで、収穫逓減を緩和し、収穫逓増(しゅうかくていぞう)にすることもできます。
ブログを見てもらうためにSNSで宣伝すれば、不必要な広告費も掛からない。
ライバーであれば、フォロアーの数によってはさらにコンテンツを紹介することができます。
または人に会うことで、業界の同じような人と会えば、その人に認知してもらえて、そこから販路が拡大できる可能性があるわけです。
企業がキャラクターとコラボするのも、両方のファンに見てもらいたい意図があるわけです。
ボードゲーマーは収穫逓減を理解しているので、ゲーム中にいくつもの選択肢や収入源を考えるわけです。
特に1手で効果が大きくなればなるほど、ゲーマーはとても喜びます。
シナジーその3:弱点を補う。
シナジーというのは自分にとってプラスになるだけではありません。
敵にとってもシナジーは存在しています。
自分にとっては「負のシナジー効果」なんて言います。
「借金」はその最たる例です。
借金は「負のシナジー」
お金が足りない→借金させる→利息が貰える→支払う金額が増える→〃
…と、一度契約させてしまえばそのサイクルに相手を封じ込めることができます。
しかも長期間です。
長期間になればなるほど、高金利であればあるほど、マイナスの複利が効いてきます。
まさに、時間と借金の「シナジー」です。
タバコ、金融業や保険業の配当金はいったいどこから出ているのでしょうか?「シナジー」をうまく生かしているわけですね!
「利息を払うな。利息を貰え。」というのは「負のシナジー効果」を戒める言葉なのです。
そのため、「借金なんてするな。」はゲーマー目線からでも理解できるのです。
唯一「借金」を認められるのは「高い確率で勝てる(増える)」と見込めているからです。
ですが、「自分はできる」と思っている時点でかなり怪しいでしょう。
他プレイヤーのおやつになるのが関の山です。
メリットとデメリットを組み合わせる「シナジー」
投資の世界では日々の増減はありますが、利息を貰う立場になれるシンプルな手段です。
ただ、日本だけ、アメリカだけ、新興国だけ、というのはマイナスになったときのダメージが大きくなります。それを補うために分散投資する。
また、現金と株券で備える。中長期への備え方。
これも実はメリットとデメリットの「シナジー」なのです。
現金のデメリットを株式で補う。
株式のデメリットを現金で補う。
マイナスにならないようにするリスク管理もまた、「シナジー」の一部です。
「フロー収入」と「ストック収入」である労働、不動産、配当、事業所得を組み合わせるのも考え方が近いです。
ボードゲーマーにとって、弱点やマイナスを無効化できると安心できます。
おわりに
今回はゲーマー目線でシナジーを3つ紹介しました。
シナジーを活用できれば、ゲームに勝利しやすくなります。
ただ、ボードゲームを作るデザイナーは「常に強い手」を嫌います。
なぜなら、皆がそればかり選んでしまうとゲームが単調になってしまうからです。
そうならないようにランダム要素をいれたり、「特定の状況で強い要素」や「特定のものを組み合わせると強い要素」を入れます。
結果、ゲーマーはシナジーを見つけたがる考え方が身に付くのです(笑)
良いボードゲームは「シナジー」を気づかせてくれます!
豊かな浪費をいっぱいしたいのであれば、やはり手元に残る資産を増やさなければなりません。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!
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